浄土宗は法然上人によってお開きになられた宗派です。
阿弥陀如来(あみだにょらい)の平等のお慈悲を信じ、
どこにいても、なにをしていても「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と御名(お名号)を称えて、人格を高め、社会のためにつくし、明るいやすらかな毎日を送り、往生(おうじょう:西方極楽浄土に生まれること)を願う信仰です。
阿弥陀如来の、御名(なむあみだぶつのお念仏)のなかに生活しなさいという教えであります。
宗祖:法然上人
平安時代の承安5年(1175)に開かれました
本尊:阿弥陀如来
西方極楽浄土の教主
無量寿仏・無量光仏とも呼ばれます
高祖:善導大師
法然上人在世よりさらに昔、中国の唐の時代に
浄土教を弘められた善導大師を高祖と仰ぎます
所依の経典:浄土三部経
『無量寿経』・『観無量寿経』・『阿弥陀経』の三つのお経を拠りどころとします
総本山:知恩院(京都・東山)
七大本山:
増上寺(東京・芝)
金戒光明寺(京都・黒谷)
百万遍知恩寺(京都・百万遍)
清浄華院(京都・御所)
善導寺(福岡・久留米)
光明寺(神奈川・鎌倉)
善光寺大本願(長野・善光寺)
本山:蓮華寺(滋賀・米原)
宗歌:月かげの いたらぬ里は なけれども ながむる人の 心にぞすむ
(法然上人御作)