方丈(お座敷)の裏側にある庭園は、江戸時代中期に作られたのが始まりで、池泉式の形態をとっていました。一説には小堀遠州(16~17世紀の大名・庭師)が作庭したといわれ、重森三玲、重森完途著作の『日本庭園史大系』(1974)に「大念寺庭園」として掲載されています。調査時には既に荒廃していたと書かれており原形をとどめていませんが、往古の石積み・庭石とみられる遺構が現在も残っています。平成24年(2012)に改修を行いました。
方丈(お座敷)は檀信徒などおまいりいただいた方々を応接、収容する建物で、仏間を設けており毎月の写経などの宗教行事やご法事の後席などにもご利用いただいています。