「藤原鎌足と大織冠信仰」@市立文化財資料館

茨木市立文化財資料館第40回テーマ展

「藤原鎌足と大織冠信仰」

会期:令和6年10月19日(土)~12月9日(月)

※終了しました

当山の創建者である鎌足公。

日本史を語る上で欠かせない藤原氏の始祖であります。

藤原氏が発展した奈良や京都では無く、この三島地域、とりわけ安威地域にまとまって鎌足信仰が多く伝えられているのは大変誇らしいことであります。

本市資料館にて当地域に伝わる品々や伝承が展示されます。
当山からは持ち出し可能な所蔵品(縁起記・古墳出土品・掛軸)を出品いたします。
場所:茨木市立文化財資料館(東奈良三丁目12-18)

※【大織冠信仰】とは
「大化の改新」こと乙巳の変にて功績を讃えられた中臣鎌足が薨去間際に天智天皇から「藤原」の姓と最高位である位階「大織冠」を与えられ、死後、奈良の多武峰(とうのみね)に祀られて以降、「談峰権現」「談山大明神」と称し、藤原氏の始祖として神格化されたことを大織冠信仰といいます。

絵画においては仏画のごとく鎌足公を中心に、子息である定慧上人・不比等の三人を描いた肖像画(大織冠像)が奈良や京都の藤原氏由緒の各地に伝来、信仰されており、当地域にも2幅(当山所蔵・桑原地福寺さま所蔵)が伝えられています。