秋晴れの中、秋分の日(彼岸お中日)に秋彼岸施餓鬼会の法要をおこないました。
午前は、本年以前の永代祠堂(えいたいしどう)の精霊、先の戦没英霊のお戒名を読み上げ、ご回向をいたしました。
合わせて、当日お供えいただいたお檀家さま・信者さまのご先祖回向もいたしました。
お昼は安威地区の尼講さまによる手作りのお弁当を僧俗共にいただきます。
午後は、今回新たに永代祠堂として以後毎年ご回向させていただく精霊(新永代祠堂)へのご回向をいたしました。
お施餓鬼には普段の法要とは違い、施餓鬼台(せがきだい)を本堂の外に設け、餓鬼道に苦しむ未だ救われていない有縁無縁の精霊を手あつくご供養し、その大きな善行の功徳によって施主家のご先祖様を弔うのが特徴です。
素朴な祭壇を組み、白木の桶に幡を立てた白飯・海山の幸を供え、樒の枝でお塔婆に水を手向けます。
古い桶がこわれてしまって以来、長らくなかった施餓鬼用の木桶一式は昨年(2015)に大阪 堺市の(株)ウッドワーク・藤井製桶所様に依頼し、新調いたしました。 現在、木桶を作る職人様は数が少ないとのことです。